「Web」って言葉は何の略? ~世界に広がるネットワーク~

2018年11月25日日曜日

IT Web技術

地球儀

昨今では、「Web」という言葉が、一般的に使われるようになりました。

「インターネット」と同じような意味で用いられる言葉ですね。

きっと聞いたことがある方がほとんどでしょう。


ただ、この言葉、語源はどのようなものなのでしょうか。

何かの略語なのでしょうか?


「Web」の語源

Webの語源である蜘蛛の巣

実は、「Web」という言葉自体は、何かの略語ではありません。

アルファベット3文字の言葉を見ると、「何かの略なのではなか?」と思ってしまいますよね…

特にIT系の言葉では、省略して、アルファベット3文字で表現される言葉がとても多いですから。


実は「Web」とは元々、「クモの巣」という意味の英単語です。


以前、「そもそもWebって何?」という記事の中で、Webとは、
「情報を発信するために待ち構えてるコンピューターの集まり」
ということをお話ししましたね。


世界中にたくさん、「Webサーバー」と呼ばれるコンピューターがあり、それらのコンピューターが、Webサイトの情報を僕たちに送ってくれているのでした。


そして、それらの「Webサーバー」と呼ばれるコンピューター達は、「ハイパーリンク」と呼ばれる仕組みで、相互に紹介し合っているのでした。


(Webサーバーについてもっと知りたい方は、「ウェブサーバーってなに?」という記事をご参照ください。)



そういう風に、世界中のコンピューターが網目状に繋がり合っている様子を、「クモの巣」にたとえて、「World Wide Web(ワールド ワイド ウェブ)」と呼ぶようになりました。


「World Wide(ワールド ワイド)」とは、「世界的な」という意味ですから、「World Wide Web(ワールド ワイド ウェブ)」とは、直訳すると「世界規模のクモの巣」ということですね。

世界中に広がる、インターネットのネットワーク網をたとえた言葉です。


ただ、この「World Wide Web(ワールド ワイド ウェブ)」という言葉は長いので、次第に省略され、「Web(ウェブ)」とだけ呼ばれるようになりました。

PC


皆さんはWebサイトのURLの中に、「www」という文字列を見たことがありますでしょうか。

今あなたが読んで下さっている、このブログのURLも「https://www.uni-blog.in/」ですから、「www」という文字列が含まれていますね。

これは「World Wide Web(ワールド ワイド ウェブ)」の頭文字を取った「www」という文字列が、今でも習慣としてURL内に組み込まれているのです。




バグが大好きなWebディベロッパー

Webディベロッパーにたとえられる蜘蛛

以前私がフィリピンでエンジニアとして働いていた時、「蜘蛛は、バグ(小さな虫)を見付けるのが大好きな、唯一のWebディベロッパーだ」というジョークを聞きました。

「なるほどなぁ」と感じたので、一応ここでも紹介させて頂きました。笑



「バグ」という英単語には、2つの意味があります。

一つは、蜘蛛が取って食べるような、小さな虫のこと。

もう一つは、ソフトウェアを作る過程で生じてしまった、ソフトウェア製品の欠陥のことです。

ソフトウェアを作っているエンジニアの立場からすると、この「バグ」というのは恐ろしいものです。

もし、自分が作ったソフトウェアをお客さんに納品した後に、この「バグ」が見つかると、お客さんにも迷惑が掛かって怒られますし、徹夜をしてでも、その欠陥を修正しなければいけません。

なので、エンジニアは「バグ」を恐れています。



「Webディベロッパー」とは、「Webシステム」を作るエンジニア達のことです。

(Webシステムとは何なのかについて知りたい方は、「【初学者向け】Webシステムって何?」という記事をご参照ください。)


蜘蛛も「Web(蜘蛛の巣)」を作るのが仕事ですから、ある意味「Webディベロッパー(Web開発者)」ですね。



蜘蛛は、いつもバグを心待ちにしている、変わったWebディベロッパーなのですね。



「Webサイト」と「ホームページ」の違い

Webサイトを見る女性


「Web」という言葉が元々、「蜘蛛の巣」という意味だということは、覚えて頂けたと思います。

もう一つ、インターネット関連で紛らわしい言葉に、「Webサイト」「ホームページ」があります。

一般には、あまり違いを意識せずに、同じ意味として使われることが多いこの言葉ですが、何か意味の違いがあるのでしょうか?





これらは厳密に言うと違う意味の言葉なのですが、日本では、同じ意味とみなして良いでしょう。

ただし、英語圏で「ホームページ」と言うと、別の意味になってしまいます。

英語で言うところの「ホームページ」とは、「トップページ」のことです。


ですから、海外で「うちの会社のホームページはカッコ悪いから、修正しておいてくれ」などと部下にお願いしても、トップページだけが修正されてしまいます。


英語で言うときは、ちゃんと「Webサイト」と言いましょう。


ただ、日本語では、「Webサイト」「ホームページ」も、同じ意味であると考えて良いと思います。

私もこのブログを書くときは、「Webサイト」という意味を指して「ホームページ」という言葉を頻繁に使っています。

むしろ日本語では、「店舗のWebサイト」というよりも、「店舗のホームページ」という方が、自然な印象すら受けます。


細かい語源にとらわれて、かえって分かりにくい表現をしてしまうよりは、臨機応変に、伝わりやすい表現を選んだ方が良いかもしれませんね。



まとめ


この記事では、以下のような内容をお話ししました。


  • 「Web」は本来、「蜘蛛の巣」という意味の英単語

  • インターネットを意味する「World Wide Web(ワールド ワイド ウェブ)」という言葉を省略して、「Web」と呼ぶようになった

  • 「ホームページ」という言葉は英語圏では、「トップページ」のみを指すが、日本語では「Webサイト」と同義と捉えて良い


この記事が、皆さんの学習の助けになれば幸いです。

この記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。